家族で台湾へ海外移住

日本人夫と台湾人妻が子供と一緒に家族で台湾へ海外移住をして台湾の現地情報をレポート

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日本を脱出して海外移住を選択した3つの理由(2)【教育】

   

日本を脱出して海外移住を選択した3つの理由の内の2つ目の理由になりますが、今回は子供の「教育」に関することをご紹介します。

将来の日本経済の疲弊は免れないという観点から考えた海外移住の理由は下記をご参照下さい。
日本を脱出して海外移住を選択した3つの理由(1)【経済】

 

国際結婚カップルの子供の言語の問題

海外移住をすることについて、主に国際結婚での子供の教育に関して考えてみようと思います。私は台湾人妻と国際結婚しているため、台湾に移住することに限って言えば、一般的な日本人よりも少しだけ条件が緩くなります。それは、一言で言えば台湾に滞在するための査証(ビザ)に関して複雑な手続きをしなくても良いという点です。台湾滞在の条件としてのビザの問題に関しては、私たちの子供に関しても同じことが言えます。そのため、海外移住する場合は、台湾か台湾以外が考えられますが、言葉の問題などはあれど、台湾で居住することは日本で居住することと同じくらいハードルが低いことになります。

日本で生活している時から台湾人妻は子供に対しては中国語で話しかけていたため、子供たちは日本にいる時も少しは中国語が理解できていました。それでも、日本にいた時は子供達は保育園に通っていたこともあり、台湾人妻が話しかける時以外、生活のほとんどの言葉は日本語だったため、子供たちは日本語しか話さなかったです。このまま成長していけば、大人になっても中国語は話すことができないけれど、中国語は聞き取ることができるという、よくありがちなパターンになるだろうと思っていました。

国際結婚したカップル間の子供にとって言葉は重要です。
日本の両親・親族と台湾の両親・親族どちらともコミュニケーションをとる手段がないと大人になって自分の故郷やルーツを肌で感じることは難しくなります。そのため、やはり日本語と中国語の両言語を使えるように育ててあげたいというのが本心でした。

 

子供の教育環境の未来予想図は?

今まで言語のことだけを話してきましたが、もうひとつは子供の頃から複数の文化に触れることで大人になってからも多様な環境での順応力の幅が広がるだろうと思います。言語は文化の一部ですし、歴史も文化の一部ですし、社会も文化の一部です。子供の頃に複数の文化で教育を受けていれば、子供たちがもう少し成長した時には興味関心はさらに広がる可能性が高くなります。

日本、台湾、中華、中国、華僑の住む国・・・(華僑なのか和僑なのか・・・?)
いずれにしても、将来また日本で教育を受けることがあった場合、台湾で受けた教育と日本で受ける教育の良い部分を学ぶ機会が広がればと思います。果たして10年後15年後には教育に国境という垣根が存在するかも疑問です。

既に大学レベルでは、少しずつネットを介して国境の垣根が崩れつつあります。基本的な義務教育はどこかの国で受けることになるだろうと予測できますが、義務教育以外の教育はボーダレス化するかもしれないとひそかに思っています。例えば、日本とアメリカと台湾の学校が共同で出資をしてそれぞれの各国に分校を置くなんて時代も来るかもしれません。授業はすべてインターネットで完結できるけれど、各分校でスクーリングを受講することも可能となる時代が来ることでしょう。そして、その時は当然、日本では日本語で、台湾では中国語で、アメリカでは英語で授業を受講することになるかもしれません。

こんな学校ができたら、今現在日本で問題になっているような英語教育の必要性云々というレベルの話は議題にすらならないでしょうし、親の年収による教育レベルの格差問題も解決の切っ掛けになるのではないでしょうか。しかも、世界各国から受講可能であるとすれば、学費は限りなく安く済むはずで発展途上国の子供たちの教育レベルも格段に上がるでしょう。(いやいや、その前にネット環境とかPCは?・・・という問題などはすぐに解決可能でしょう)いつまでも頭の固い人たちが教育改革とか言ってる間に、どなたか一緒にそんな学校作りませんかw

そんな世の中になった時には、多言語を使うことができるに越したことはないでしょう。それ以上に、言葉ができる云々よりも異なる文化にいかに順応できるかと言うことの方が重要かもしれないですね。文化とは幅広いもので、例えば食文化の違いだけで外国に居住できないなんていう話は頻繁に聞きますからね。

 

将来の選択肢を拡げ、受けた教育の価値を高める準備として

話をまとめると、現在は暮らしやすい日本を離れて海外移住した理由の一つは将来のこどもに対する「教育」です。教育の質ではなく、将来受けるであろう教育の価値を最も高められる準備をしておくことができるだろうと思ったのです。多文化・異文化社会で成長した子供は将来の選択肢を拡げられることができるかもしれません。

将来は、日本でも台湾でも今以上に急速に少子化は進むと予想されますので、誰でも大学に入学できる時代になります。そのため、どの大学を卒業したかではなく、社会に出るまでの全ての教育プロセスでどのような刺激を受けてきたかが社会に出てからさらに重要になるのではないかと思います。

関連記事:日本を脱出して海外移住を選択した3つの理由(1)【経済】
関連記事:日本を脱出して海外移住を選択した3つの理由(3)【人生】

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