台湾の学校の先生と保護者との関係が親密過ぎる!?

台湾の学校の先生とご父兄(児童の保護者)の関係が、日本ではありえない関係になっているというレポートです。我が家では子供1人を小学校へ通学、もう1人を幼稚園に通園させています。台湾人の妻は、日本ではPTAに相当する保護者の会にしばしば参加しているため、学校の教師ともよく連絡を取り合っています。そんな境遇を加味して、台湾の先生と保護者との関係についてご紹介します。

 

台湾人はフレンドリー、日本人は親しき仲にも礼儀あり

このブログでも何度もご紹介していますが、台湾人の方は日本人と比べると非常にフレンドリーで人間関係という点では付き合い易いと思います。その点では、日本人は会社内であっても、友人同士であっても、ある一定のプライベートな心理的距離を置いて付き合うのが一般的です。日本では、学校の先生と保護者の関係はどんなものでしょうか?私が小学校の頃に、輪番制のため、私の親が学校関係の役員をしていたことがありました。その当時の記憶では、特別なイベントがない限り、学校の先生と個人的に会って食事をするようなことはなかったと思います。

 

台湾の学校の先生と日本の学校の先生の違い

それでは、台湾での学校の先生と生徒やその保護者との関係はどうでしょうか?学校関係のことは一貫して妻が担当しているので、妻から聞いた話になりますが、学校の同級生の中にはイタい両親がいるようで、児童のみならず親のほうも寝坊して、毎日遅刻してくる生徒がいるそうです。そして、そのような家庭に対しては、毎朝、学校の担任の先生は、何時の登校かのお伺いの電話を入れるそうです。これは極端な例ですが、一般的にも、特別な連絡事項がある場合は、学校の先生の携帯電話から直接、それぞれの保護者の携帯に連絡が来るそうです。日本の学校であれば、連絡網などで保護者が連絡をするのが一般的だったと思いますが・・・。そして、台湾の学校の先生は、何か少し変わったことがあれば、保護者に連絡をしたりして、大変だなと思っていたのですが、実は日本の学校の先生とは異なることに気が付きました。

 

台湾の学校の先生から個人的依頼をされたよ

私も学校の先生とは、何度も挨拶くらいはしたことがあるので、私(児童の父親)が日本人であることも知っています。台湾では日本の薬は非常に人気があり、台湾で製造販売されていない薬は、非常に高い価格で輸入販売されています。そこで、その学校の先生の親が何らかの病気になったため、その先生から日本から薬を取り寄せてくれないか、と頼まれたそうです。(もちろん全ての費用は支払ってもらうのですが・・・)台湾では、このようなことはごく当たり前に起こります。その他にも、ちょっと美味しそうな野菜を沢山貰ったため、お裾分けなんてこともあります。逆に、学校の先生からも実家で漬物を作ったので、お裾分けなんてこともあります。このように、学校の先生と保護者との関係は非常にフレキシブルで、場合によっては友人のような関係になることも多いです。

 

日本ではOUT!? 台湾では問題なし!

日本では、公私混同、コンプライアンス違反、職権乱用などと、何かと批判されそうなことです。日本では学校の先生のほうも揚げ足を取られないように神経質になっている部分もあり、保護者の方も先生から見返りを求めているのではないか、と疑われないために神経質になる部分もあります。台湾では、たとえ学校の先生であろうと、一人の個人という意識の方が強いのか、個人と個人の関係で保護者との友人としての付き合いもアリなようです。先日も、妻は保護者の地位を乱用して、仲の良い学校の先生から食事のお誘いがきて、ルンルンッとスキップをしてデートに行ったようです。もちろん、その学校の担任の先生はオトコではなく、とても優しい中年の女性です。(笑)

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