日本~台湾間往復|LCCとフルサービスキャリアの航空運賃比較

日本発台湾着の往復航空運賃についてLCCとフルサービスキャリア(JALとANA)との比較をして、LCCを利用するメリットとデメリットを考えてみましたので紹介します。

 

今回の航空会社別運賃比較の前提条件

  1. 日本(関空と成田(または羽田))と台北間の往復航空運賃の比較
  2. 搭乗期間:9月1日~9月7日(ただし搭乗日が運賃未設定の場合は前後の日)
  3. フルサービスキャリアは最も安い運賃(各HPより運賃検索)で比較
  4. LCCは受託手荷物(チェックイン時に預ける荷物)を含まない料金
  5. LCCは予約手数料を含まない料金
  6. ピーチ航空東京~台北間は羽田発着便(新規就航便のため特別料金?)

LCCとフルサービスキャリアの航空運賃比較一覧表(単位:円)

航空会社大阪~台北東京~台北
JAL44,60045,170
ANA44,46046,170
JETSTAR24,55031,080
PEACH23,17022,700
TIGER29,52531,595

 

運賃を比較して分かったこと!

  • 関空発着便と成田発着便(ピーチを除く)を比較すると成田発着便の方が運賃が高い
  • フルサービスキャリアの運賃幅は、44,460円から46,170円でおおよそ45,000円程度
  • LCCの運賃幅は、22,700円から31,595円で平均すると27,000円程度

 

フルサービスキャリアとLCCの運賃比較をした結果、やはりLCCを利用した方が、往復では2万円弱安く片道辺りでは1万円程度安くなっていることが分かります。

航空会社に関わらず、関空発着便と成田発着便で料金比較をすると成田発着便の方が全体的に少し高く運賃設定されているのは、離着陸料金の違いがあるためかと思います。

上記料金表の結果の通り、フルサービスキャリアの運賃は暗黙の了解(?)で価格競争が起こりにくくなっているためか、JALでもANAでも運賃はほとんど同額となっています。

一方、LCC間の料金比較をしてみると、各航空会社で運賃にバラツキが見られます。最大で9000円程度ですが、搭乗時期や予約時期によっても、料金が変動しやすいのがLCCの運賃の特徴でしょう。

そのため、LCCの予約するをする場合は、キャンペーン実施期間などに予約をするとよりやすくなる可能性が高いです。

 

LCCを利用する場合のデメリットと注意点

それでは、LCCを利用する場合に注意したいこととデメリットを挙げてみましょう。

  • 悪天候のため欠航の場合の対応が悪い(別の航空会社への振り替えがない)
  • 受託手荷物はセルフオーダー(チェックイン時に追加すると非常に高くなる)
  • 機内食はセルフオーダーで別料金(メニューの割には価格が高い)
  • 予約時に予約手数料が片道ごとに必要
  • シート間隔幅が狭く、背もたれのクッションも薄い
  • ピーチ航空の関空発着便はターミナル2のためバスで移動する必要あり(大きな荷物を持っていると不便)

 

本当にLCCはフルサービスキャリアよりも安いか?

上記で挙げたデメリットを考慮しながら、フルサービスキャリアとの比較をして見ましょう。

フルサービスキャリアでは、受託手荷物1個分は運賃に含まれているため、LCCで受託手荷物20kgのものを1個追加すると片道辺り約2,500円から3,000円程度の追加費用が掛かります。

つまり、往復では少なくても、5,000円から6,000円程度の追加費用が掛かることになります。

また、予約時には片道ごとに予約手数料が加算され、その費用は数百円程度ですが、複数人数での往復となると、その人数分に往復分、つまり「人数×2」の手数料が必要です。

そして、機内食が必要な方はドリンクとセットにすると1食1,000円程度でサービスを受けられます。

こちらも往復にすると2,000円程度になります。以上のことを勘案すると、LCCを利用してフルサービスキャリア程度のサービスを利用しようとすると、約1万円弱は必要になりそうです。

具体的に、読者様からの情報をもとに、数字で検証してみましょう。

台北→名古屋のジェットスターは、成田線、関空線に比べて安く売っているようですね。
但し、アビオスマイルを使って、JAL、キャセイと比べて本当にお得か、疑問です。ジェットスターの一例
航空券 7000円
座席指定 1600円 一番前の広い席
空港使用料 2600円
荷物 3200円
支払い手数料 数百円
全部で15000円くらいです。JALの一例(食事なし、荷物は20kgJALの場合)
アビオスマイル 17500円
燃油サーチャージ 800円
空港使用料 2600円
合計:20900円

JALの場合は食事有り、アルコールも無料 荷物 23kg x2個 46kg、一般的に、1~2kg超えても大丈夫です。

差は、5900円です。
これ以外に、LCCは相当早く予約しないと、
この5000~7000円のレベルで購入出来ません。
食事、アルコールを含めた飲み物込みですから、
荷物が46kg無料を考えると、JALが良いように
思います。

やはり、アビオスマイルはお得だという結論です。
中華航空の羽田も同じくお得です。
33万マイル、18道を30万円で購入しましたが、
1片道あたり、16500円で、名古屋のJALよりも
安く買えました。有効期限なし
荷物は30kgまで、エコノミー、一般的に2kgの超過はOKです。
機内へも12kgくらい、持ち込めますよ。

(以上、T様からのアドバイス)

 

結果は上記の通り、片道あたり、6,000円程度の価格差となります。

上記の例では、フルサービスキャリアのJALの例では、アルコールを含めた飲み物は無料で、荷物23kgまでの荷物は2個まで受託手荷物として預けられるため、合計46kgまでOKとなっている点を考慮すると、荷物が多い場合は、FSCのほうがコスパが高くなります。

 

LCCのご利用は目的別に!

LCCは一般的には価格が非常に安いという印象で、特にキャンペーン期間中の特別価格で予約が出来ると非常に安く利用することができます。

ところが、受託手荷物や機内食や予約手数料を含めて費用を考えると、HISなどでフルサービスキャリアの格安航空券を探せば、場合によってはLCCよりも安く航空券を手に入れること出来てしまうかもしれませんね。

格安航空:台湾までの格安航空券を検索してみる

LCCを利用するかフルサービスキャリアを利用するかは、目的別に使い分けるのが最も有効な利用方法ではないでしょうか。

どうしても片道チケットが必要な時にはLCCを上手に利用すれば非常にやすくて便利です。

一方、例えば台湾の場合は時期によっては格安航空券を利用した方がLCCよりも安くなる場合もあります。

LCCのご利用は目的別に!

コメント

  1. tomo より:

    今回、成田ー高雄 BRで32,800円、税込み、燃油込でした。
    食事、荷物も普通の航空会社なので、付いています。
    http://www.evaair.com/ja-jp/index.html

    直売サイトですが、本当に安いと思います。
    ただ、45日以上前に予約すべき価格です。

    羽田ー松山 も37000円台で込み込みで、売っていました。
    10月分とか。
    あと、LCCの際の時間による疲れ、振替してもらえないので
    台風が多い季節は怖いです。

    でも羽田ー桃園のLCCは一度、乗ってみたいですね。
    台湾と日本を行き来するのは楽しいです。

    • いいぞっ より:

      いつもコメントありがとうございます。
      3万円強はかなりお得ですね。
      上手に利用すればフルサービスキャリアの方が利用価値が高い場合もありますね。
      LCCはキャンペーンを頻繁に実施しているため、キャンペーンの非常に安い航空券が確保できると利用価値があります。

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