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台湾での宴会・酒席の振舞い方に関する5つの重要なマナー

      2016/07/27

台湾での宴会の振舞い方やルールについてのご紹介です。台湾で生活するようになると、台湾人主体の宴会や飲み会などに参加することが多くなります。

多くの場合は、台湾人の主催する宴会に招かれる場合が多いため、そのような宴会に参加することも多くなるでしょう。そのような時に台湾特有の慣習やマナーについて、自分の実体験を基に5つの重要なポイントをまとめておきます。

1.宴会の始まり方
2.乾杯の仕方
3.円卓での料理の食べ方
4.支払い方法
5.食べ残し料理は?

 

1.宴会の始まり方

日本での宴会の始まり方は、全員が集合してから主催者の挨拶があり、みんなで一緒に乾杯という一定のルールがあります。ところが、台湾ではこのような宴会の一定のルールがあったりなかったりします。

多くの場合、円卓に何人か集まり始めたら、円卓ごとに勝手にビールやその他の飲み物を注いで、宴会や飲み会が自由に始まっていくのが一般的です。その際、気を付けたいことは、宴会や飲み会が主賓のためのものである場合は、主賓が到着することを待つこともあります。が、場合によっては必ずしも主賓を待つとは限らず、それぞれの円卓ごとに乾杯が始まったりします。

 

2.乾杯の仕方

台湾の宴会でアルコールを飲む時には、ある一定のルールがあります。まず、それぞれの円卓で飲む相手を指名したり、円卓にいる全員に対して、自分のグラスを相手に向けて一緒に飲みましょうというゼスチャーをして相手に乾杯を促します。

そうすると多くの場合、促された方は、乾杯の準備に応じて、グラスを軽く上げます。このようにして、乾杯の準備を整えて、ビールなどのアルコール類の場合は「乾杯(カンペイ)」と言って、一気に飲み干します。一気にグラスを空け飲み干すのが台湾流の慣習で、台湾の方は大歓迎してくれます。そうすると台湾の方たちとの心理的距離がグッと近くなります。

この場合、アルコールに弱い人や酒類を控えたい場合は、その旨をハッキリと相手に伝えた方がよいでしょう。台湾の方でお酒に弱い人や飲酒したくない人は、車で帰るため、お酒は飲めない、体調がよくない、などと遠慮なくアルコールを断ることも多くあります。

宴会の席だから、必ず飲酒をしなければならないということはなく、最初の一杯だけ、ビールをグラスに半分だけついでもらい、乾杯で飲み干した後、すぐさまアルコール以外のジュースなどを自分でグラスに注いでおけば、ビールを注がれることもなくなります。

また、日本では相手にお酒を注いであげるのが礼儀ですが、台湾では手酌が基本です。そのため、グラスにお酒が空いたら自分でお酒を注ぎましょう。そのようなマナーを知らないと、周りの人に注がせてばかりになってしまいます。また、男性が男性にお酒を注ぐ光景はよく目にしますが、男性が女性へ、あるいは女性が男性へ、お酒を注ぐことはあまりありません。特に、女性が男性にお酒を注がせる行為は、マナー違反と思われることもありますので注意しましょう。

更に、乾杯をするために他の円卓から挨拶に来る人や乾杯をするために別の円卓に行く人も多くいます。このように別の円卓から乾杯をするために挨拶に来る人が多いと一気にアルコールが回ることになりますが、時間が経過するにつれ、台湾流の乾杯のルールはいい加減になり、一気飲みをしなくてもグラスに口を付けるだけでよくなります(笑)。

 

3.円卓での料理の食べ方

台湾の宴会で慣れないことの一つが、「円卓」での振舞い方です。料理を食べる時には、円卓に並べられた料理を自分で、取り皿やお茶碗に取って食べることになります。

最初の料理だけ、主賓やお客さんが最初に料理を取ることになります。その後は、各自、食べたい料理を各自が円卓を回して料理を取って食べることになりますが、円卓を回すタイミングは円卓に慣れていない日本人には試練になります(笑)。

日本人にとって初めて円卓を回すのは少し緊張するかもしれませんね。というのも、円卓を回そうとした瞬間に、他の誰かが料理を取り皿に取ろうとした場合は、少し気まずくなります。今までそのようなことを見たことをありますが、台湾の方は「ごめんなさいね。」と言って、特に気まずい雰囲気を感じることはないみたいです。

自分から円卓を回す勇気がない時は、自分の前にある料理を順次取って食べていけばよいのです。誰かが、いつか円卓を回してくれるでしょう。

何度もこのような円卓料理での宴会に出ていると、円卓を回すタイミングが少し分かってきます。円卓を回して料理を取る行為は、唯一台湾で、以心伝心を感じる慣習だと思います(笑)。

 

4.支払い方法

おいしく料理を頂いた後に待っている、料理の清算方法についてです。台湾では、元来、割り勘という慣習がほとんどありません。この慣習は、田舎に行けば行くほど強くなります。

日本人の視点から一言で言えば、その宴会に参加した人の中で、いろんな意味で最も力がある人が、その宴会で掛かった料金を全て払います。もちろん、最初から会費制で一人いくらで参加という宴会もありますし、仲の良い同年代の友人同士であれば、割り勘という清算方法もあります。

招かれた側からすると、食事の料金をどう精算するかの振る舞いは非常に難しいです。招かれた場合は多くの場合は、お金を払うことはないと考えて間違いないと思いますが、最終的に勘定を全て払った人への謝意をどのように、どのタイミングで伝えたらよいかは、いまだによく分かりません。と言うのも、根本的な問題として、誰が、いつ、宴会の勘定を精算したのか、分からないからです。

多くの場合は、宴会や飲み会に参加した人の中で最も経済的に裕福な人、比較的年齢が高い人、権力と言う意味で最も虚勢を張りたい人、などが俺が俺がという姿勢でお金を払いたがります。宴会や飲み会に参加した人が顔見知りだった場合は、参加した人はその宴会の費用を誰が持つのかは、暗黙の了解で分かるようです。

 

5.食べ残し料理は?

台湾の宴会や飲み会では、食べきれないほどの料理が次から次へと運ばれてきます。この料理おいしいね、何て言うと更に料理が運ばれてきて、到底食べきれなくなってしまいます。

そうなると、最後にはたくさんの料理が手付かずで残ってしまうことになります。日本では、このような場合は食べ残った料理は、そのまま放置して帰ることが多いのですが、台湾では食べ残した料理は、多くの場合は持ち帰ります。

料理ごとにビニールの小袋に入れて、自宅に持ち帰りますが、面白いことにスープもビニール袋に入れて持ち帰ります。このような台湾の料理お持ち帰り文化は、高級レストランであろうが街角のローカル食堂であろうが、変わりません。

台湾では食べ残した料理を持ち帰ることは、気が引けることでもなければ、恥ずかしいことでもなんでもないようです。このような食べ残した料理を持ち帰る慣習は、理に適っていて、私は大賛成です。料理を提供するレストランや食堂、料理を食べる人、料理を持ち帰る人、全ての人にとって、よいことでしょう。

料理を提供する側は、廃棄処分する残飯の処理をしなくても済みますし、料理を食べたい人は好きな料理を食べて嫌いな料理を食べなくてもよいですし、料理を持ち帰る人は自宅に帰って、お腹がすいた時にまた料理を食べることができますし、食費の節約になります。

 

台湾の宴会でのマナーは流れに任せて振舞おう

台湾での宴会や飲み会での振舞い方に関する5つの重要な慣習やマナーについてまとめました。基本的には、私が見聞きした経験を踏まえて、日本とは異なる点を中心に挙げてみました。

そのため、以上のことは、必ずしも台湾全土で、あるいは台湾での全ての宴会で当てはまるものではないかも知れません。その時は、周りの台湾人の振る舞いに応じて、柔軟に対応すればよいでしょう。

少し違っているなというご意見があれば、コメントいただければありがたいです。

 - 台湾文化・習慣

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