台湾語学留学予定の人が事前準備する3つのステップと無料で中国語を学ぶ方法

台湾語学留学する予定の方が日本での事前準備のための3つのポイント

台湾に語学留学をする方への3つのステップについて、台湾現地からレポートします。語学留学をする場合には様々なリスクを負って台湾に来られると思います。例えば、時間、お金、機会などが主なリスクとなるでしょう。

 

一年間の語学留学のリスクとは?

1年間の語学留学をする予定であれば、1年間働く時間を失うことになり、その結果としてお金や経験を失うことになります。もし仮に、1年間で100万円の語学留学費用が必要であれば、100万円を他のことに使うお金を失うことになります。

1年間の語学留学をする予定であれば、1年間別のことにチャレンジする機会を失うことになります。このように、例えば1年間語学留学するとしたならば、そのために諦めなければいけないことが多々あると思います。

この1年間に失うであろうこと以上の十分な経験を語学留学中にするためには、1年後のそれなりの目的地・着地点を設定しておくことを強く勧めます。

 

語学留学を検討中の方への3つのアドバイス

語学留学をする予定がすべき3つのステップは以下の通りです。

  1. 台湾語学留学の期間を決める
  2. 台湾語学留学の目的を決める
  3. 目的に合わせて事前準備をする

最低限語学留学前にこれだけはしておかなければいけないことを3つのポイントに絞りました。一見、当たり前のように感じるかと思いますが、多くの方が曖昧なまま台湾に語学留学していると思います。

 

台湾語学留学の期間を決める

誰でも語学留学前に語学留学(研修)期間は決めていると思うかもしれません。しかし、1年間の予定で語学留学をするということだけを言っているのではありません。

一年間の予定であれば、一年間の留学期間内で、もう少し詳細な期間配分までも決めておくということが重要でしょう。つまり、2の目的とも関連してくることですが、1年間の語学留学を考えているのならば、例えば下記のような期間配分のことです。

  1. 最初の3ヶ月間
  2. 次の6ヶ月間
  3. 最後の3ヶ月間

という具合に期間配分をしっかりと決めて、その期間に自分の目的に対して、どのような成果を上げるか?
という予定をしっかりと詰めておくことが、実際に語学研修を受けて重要だと思ったことです。

一般的には、台湾の大学附設の多くの語学学校は3ヶ月を1学期としています。そのため、3ヶ月毎に期間を配分するのが妥当でしょう。このように3ヶ月毎に語学留学期間を区切っておくことでメリハリの利いた留学生活を送ることができます。また、3ヶ月毎に自分の語学習得の進捗度を確認することができるのもメリットとなるでしょう。

 

台湾語学留学の目的を決める

語学留学の目的は?

これは実際に語学を学ぶために留学をした場合、必ず最初の方の授業で語学教師から聞かれる質問です。何のために中国語を学ぶのですか? 実際には、明確に答えられない学生さんも多くいます。(台湾が好きだからとか...答えになってないですよ)

仕事のため、就職のためという回答もそれほど的を得ていないと思います。仕事のためや就職のためならば、どのような業種でどのような職種の仕事に就くためなのか? 仕事をする上で、なぜ中国語が必要なのか? という具体的な目的を明確にして、語学留学をした方が語学学習の成果は出やすいでしょう。

そして、その後就職をする場合のことを考えると面接の際に明確な自己アピールができると思います。例えば、1年間という期間を4期間に区切って中国語習得のステップアップを図り、日本ブランドのアパレルコーディネーターになるため語学留学をした。

その結果、日常会話レベルの中国語のみならずファッション関連の中国語キーワードを習得し、日台間のファッション文化の違いも体感できた、と面接で答えることを語学留学前に決めておいたらどうでしょうか。このように語学留学の出口戦略までも留学前にイメージを膨らませておくとモティベーション向上に繋がります。

もちろん、遊ぶ目的の遊学もありだと思います。その目的の場合は、次の3つ目のステップである留学事前準備が全く異なってくると思います。

 

目的に合わせて事前準備をする

目的地が決まったのであれば、その準備をどのように、どこまでしておくのかが重要です。結論から言えば、日本でできることは全てしておくことです。

台湾に語学留学した経験がある方であれば、実感することですが、日本人にとって語学学校の中国語は最も学びやすい言葉だということです。つまり、語学学校で中国語を学ぶ場合、日本人と一部の韓国人以外の外国人にとって中国語の文字は「絵」以外の何ものでもありません。

そんな中で初歩(のクラス)から中国語を学ぶと間違いなく語学学校のクラスの中では日本人が優等生になります。そして、中国語を順調に習得できていると錯覚してしまうのです。

実際には、学校の教室を一歩外に出ると全く中国語が聞き取れない、自分が話している中国語が通じないという事態になります。

このようなことは、日本人以外の外国人との言語文化の違いによるクラス内のミスマッチから起こります。つまり、漢字文化圏の日本人は初歩的な文字の学習(読み書き)はほとんど必要ないでしょう。ところが、漢字文化圏以外の外国人学習者には中国語文字の学習は非常に困難なものです。

そのため、クラスのレベルが5段階くらいあるのなら、レベル2かレベル3くらいのクラスに入るための準備をしておいたほうが効率的な語学習得ができます。日本でしておく事前準備として、できる限り中国語の音に慣れておくべきだと思います。日常会話が何とかできるレベルで台湾の語学留学を始められれば文句なしでしょう。

余談ですが、実体験も含めて語学留学者のブログなどを覗いていると、大学附設の語学学校の場合はレベルが高くなるにつれて、クラスワークとしてプレゼンの練習が多くなる傾向があります。そうなると中国語以外にも自分の持ちネタも語学学習成功の重要なキーファクターになります。自分の専門分野や自分の興味関心が幅広いと、語学学校での効率的な学習が可能となることでしょう。

語学学校だけが語学習得の場ではないので語弊があるかもしれません。人によっては、街を歩いているお姉さんやお兄さん(あるいは、おばちゃん)に話しかけるのも台湾語学留学の1つの効果的な方法ですからネ。

以上、台湾語学留学をするための事前準備として重要な3つのステップでした。何をエラそうに言っているのだと叱られそうですが、そういうあなたはどうなの?というツッコミ...ありがとうございます。

上記の3点は自分の失敗経験から気付いたことをまとめたものです。そのため、もう1度、上記の3つの準備を整えて中国語をブラッシュアップするつもりです。

 

台湾語学留学予定の人が無料で中国語を学ぶ方法

台湾語学留学予定の人が日本でタダで中国語を学ぶ方法について、台湾現地からレポートします。主に台湾に語学留学予定の方限定の話です。と言うのは、中国で使用されている中国語と台湾で使用されている中国語では異なるからです。

 

日本では繁体字(台湾國語)の教材が少ない

簡潔に言えば、上記の主な違いは中国語の文字と発音です。中国国内でも発音は地域によって異なるため、今回は発音ではなく文字に注目してみます。台湾で使われている中国語文字は繁体字、それに対して中国で使われている文字は簡体字です。もう留学しようと考えている人ならば、中国語の文字の違いは常識かもしれませんね。

それでは日本で中国語を学習しようとすると、多くの場合は簡体字で学ばざるを得ない場合が多々あります。例えば、多くの大学などの教育機関では簡体字を使って教えているようですし、書店でテキストを品定めしようとしても、繁体字のテキストはかなり少ないです。そのような理由で台湾語学留学予定の人が日本で学習準備をしようと考えると学習方法が限られます。

 

日本で台湾語学留学のための予備学習として最も良い方法は?

それでは、台湾語学留学予定の人が日本で事前準備として語学学習をする場合はどのような方法があるか?

  1. 語学学校で学ぶ
  2. 通信教育で学ぶ
  3. 台湾人の友人を作る(スカイプなども)
  4. ウェブで学ぶ

1の語学学校は費用が高くなります。
2の通信教育も費用がある程度掛かる上に、繁体字のカリキュラムを探すのが困難です。
3の友人は時間が制約される上に長く継続的には続かないでしょう。
4のウェブで学ぶことを強くお勧めします。

ウェブ上で中国語を学ぶのであれば、自宅で学べますので時間的な制約もなくなります。また、自分の都合のよい時間に学ぶことができることも大きなメリットです。更に、最も大きなメリットは学費がタダ、つまり無料で学ぶことができます。ただし、場合によっては少しだけテキスト代のみ費用がかかる場合があります。

 

インターネットで中国語を学習できる教材3つ

私が選ぶオススメ順位の公開です。

第1位 youtube新版實用視聽華語
第2位 500字説華語
第3位 僑教雙週刊

台湾語学留学予定の人であれば、youtube新版實用視聽華語は王道です。それは、台湾での多くの大学附設中国語語学学校(2013年当時)では、下記テキストが使われているからです。

実際に台湾の多くの大学附設語学学校で採用されているテキスト

そのため、上記のような語学学校で学ぶ予定であれば、日本にいる間にできるだけ多く予習をしておくことができてしまいます。台湾で無駄な学習時間や無駄な学費を節約するためにも事前に学習を進めて、できるだけレベルの高いクラスから台湾での学習を始めたほうが効率が良いと思います。

台湾の多くの語学学校では教え方は各学校や各担当先生によって異なりますが、学ぶ内容は同じです(同じでした)。動画版がyoutubeにアップされているので何度も聞いて、どんどん独学で中国語の音やスピードに慣れましょう。上記のyoutube動画で中国語の学習がある程度進んだ後、【500字説華語】を上手に活用して台湾での場面をイメージしながら、今度は自分が会話の中にいることを想定して学習しましょう。

更に時間があれば、【僑教雙週刊】も活用すれば文句なしです。と言うのは、台湾の語学学校で少し聞き取りができるようになってくると僑教雙週刊を実際にクラスで流して学習したことも多くあります。こちらも、事前準備として学んでおくことをお勧めします。

実は、他にもウェブ上には台湾語学留学予定者用の教材は多くありますが、上記3つの教材はとてもしっかりしたもので、特にオススメです。と言う私も、台湾に来る前にyoutube新版實用視聽華語で事前学習していました。

それでも他の2つの無料ウェブ教材は台湾に来てから知りました。台湾に来る前にこのような無料で、なおかつ素晴らしい教材で事前準備しておけばもっと中国語の進歩も早かったかもしれないと悔しい思いをしました。台湾語学留学を予定している人は、是非とも無料の中国語語学学習教材をフル活用して悔いのない留学生活の一歩を踏み出してください。

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