犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)を愛知県警察本部に申請して、発行を受けて、受け取りまでのプロセスをレポートします。海外に移住するためにはビザの申請・発給が必要になります。
その際、ほとんどの国で無犯罪証明書が必要になることが多いようです。台湾のビザ申請の際も、この証明書が必要になります。そこで、無犯罪証明書の申請をした時の申請方法から受け取りまでの過程を書き留めておきます。
台湾の公館では無犯罪証明書と呼称していますが、日本では犯罪経歴証明書と言われています。少なくても所轄の警察署のウェブサイトではそのような表記になっています。
申請に必要な渡航国や目的別に異なる必要書類などを確認する
まずは、都道府県の警察本部に出向く前に、電話で申請に必要な書類を確認します。
というのは、渡航する国(要求国)や目的つまり何のために必要か(要求事由)によって申請に必要な書類が変わってくるのだそうです。そこで、台湾のビザ取得のために犯罪経歴証明書を申請するために必要な書類などを問い合わせてみました。
台湾の場合は、以下の書類などが必要でした。
- パスポート〈原本〉
- 身分確認証(運転免許証)〈原本〉
- ビザ申請書〈コピー可〉(写真の添付も必要なし)
※現在は愛知県収入証紙500円分が必要
警察庁での手続きは申請書記入と指紋の採取
県警察本部に初めて出向いたのですが、普通の役所と変わりませんでした。入り口を入ると受付があり、受付で要件を伝え入門証代わりのバッジを貰って係員が入り口付近に来るのを待ちました。すぐ担当係員が玄関口まで来て6畳くらいの狭い個室に通されました。
申請理由を告げながら、犯罪経歴証明書の申請書に必要事項を記入します。係員が申請事由の部分を記入する際に少し引っかかってきました。私の場合は、台湾のビザ申請書に長期居留ではなく停留ビザ取得にチェックをしていたので、申請事由に当たるのかどうかの確認を確認していたみたいです。
と言うのも、台湾渡航の為にこの証明書を申請する人は長期居留の方が多いようです。つまり、「査証」取得のために申請するという前例が少ないため入念に確認されたみたいです。警察署のマニュアルの申請事由の事項をよく確認すると【長期居留】だけでなく【査証】もあったため申請できることを確認して、少しホッとしました。
運転免許証と台湾ビザ申請書を照合し、本人であることを確認してもらい、申請書を記入した後は指紋の採取です。スキャナーのようなもので両手全体と両手1本1本の指の指紋を左から右にきっちりグリグリって感じでスキャンされながら、指紋の情報は証明書発行後は全て消去されますという旨の説明を受けて終了します。
犯罪経歴証明書は申請後10営業日後に受け取り可能
全ての手続きが終了した後は、受取に関する説明を受けました。犯罪経歴証明書の受け取りは申請日から2週間後(厳密には10営業日後)からとなります。本人受取か代理人受取かによって受取手続きが違うようです。
私は面倒な手続きがない「本人受け取り」にしておきました。その際、本人受取用の【犯罪経歴証明書の案内】(記番されている)を渡され、後日受け取りの際には身分証明書の提示が必要ですとのことでした。また、犯罪経歴証明書の発行に手数料は必要ないことを確認してその場を後にしました。(→ 現在は500円の愛知県収入証紙が必要になっています)
警察本部だからお堅い対応なのかと思ったのですが、最近はそうでもなかったですね。今回は台湾の長期居留ビザ取得のために無犯罪証明書を申請したのですが、この証明書を添えて、(愛知以西の場合)大阪の台北駐大阪経済文化辨事處に出向き認証手続きをしなければいけません。
犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)を警察本部で受け取った
無犯罪証明書を受け取るため、所轄の警察本部へ行ってきました。
県警察本部から発行された証明書は茶封筒に厳封してあります。
表面には注意事項が2点ほど記載されていました。
- 開封無効
- 未使用返却
また、表面には自分の名前も書かれていました。
どの証明書発行にも手数料がかかると思っていたのですが、このご時世で無料発行してくれる証明書もあるのですね。(→ 現在は愛知県収入証紙500円分が必要)
ところで、この無犯罪証明書は何のために必要だったのか?
台湾で居留ビザを申請するためでした。厳密には、停留ビザを日本で取得後に台湾で居留ビザ(依親)に変更するためです。その際、日本で発行された証明書(公文書)は台湾の領事機関で認証してもらわないと行けない。台湾公館での認証でまた手数料が掛かります。
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